ウロコインコの一人餌移行期は一生に関わる大事な時期!知っておきたい雛の変化
前の記事の続きです。
目次
- 成長過程の変化を知っておくことのメリット
- こんなに変わる!生後35~40日の体重と給餌量
- プロだから知ってるとは限らない成長過程の変化
- ウロコインコの一人餌移行のタイミング
- ウロコインコの一人餌移行の問題点
- 困ったときに相談するならどこが正解?
- 一人餌になってからのお迎えもアリです
- おせっかいは職業病・・・
- バツグンな食いつき!超おすすめのさし餌フード
成長過程の変化を知っておくことのメリット
お迎えした雛の日齢からみて、このような大きな変化が起こって当たり前の時期だと飼い主さんが知っていれば、もしもお迎えした雛がさし餌を食べなかったりした時には、成長過程における自然な変化かもしれないということを念頭おいて対処することができます。
例えば、自分では判断が難しくショップや動物病院に聞いてみる時にも、「成長過程における変化の時期と考えていいのか?それとも他に考えられる原因があるか?」という形で質問することができます。
というのも、一般的に小鳥のプロと認識されているペットショップや獣医さんたちの中には、こうした成長過程の変化についてあまりよく知らない人も少なからずいるようで、結び付けてアドバイスをしてもらえないことがあるようなのです。
お迎えした雛がさし餌を食べなくて体重が減ってきているとだけ伝えた場合、「小鳥の体重が落ちた、雛の体重が増えない=どこか調子が悪い」という、もっと小さな雛や成鳥になってからのセオリーを当てはめてしまうことがあるようで、そうすると「しっかりさし餌を食べさせるように」と真逆の指導をされてしまいます。
続きを読むお迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べない!慌てる前に知っておきたいこと
ここるInstagramをはじめてから、たくさんのウロコインコさんとお友達になることができました♪
この前までここるは一番の末っ子のようだったのに、どんどん今年生まれのベビーちゃんたちが増え、あっという間にここるもちょっと先輩になってきています^^
お迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べてくれない!
実は近頃、すごく、すごく、気になっていることがあります。
ウロコインコに限らずではあるのですが『お迎えしたインコちゃん、うちに連れてきてからさし餌をあまり食べてくれなくて、体重が落ちてきてしまって・・・(´;ω;`)』という話をわりとあちこちで目にするんです。
さし餌を食べない&体重が減っていっている・・・
お迎えしたばかりの雛がそんな状態だったら、環境が変わってストレスだろうかとか、さし餌の与え方がよくないのではとか、はたまた怖い伝染病や細菌感染にかかっている子だったのだろうかとか、いろんなことを考えてしまうのも当然ですよね。
慌てて動物病院に駆け込んでしまう気持ちもわかります。
でも、その前に知っておいてほしいことがあるんです。
もくじ
- お迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べてくれない!
- もしかして、生後35~50日くらいの雛じゃありませんか?
- 生後35日~50日のウロコインコの雛の変化の理由は「巣立ち」
- 変化の時期はいつ頃?ウロコインコの場合の目安
- 巣立ちまでをイメージしてみよう
もしかして、生後35~50日くらいの雛じゃありませんか?
ウロコインコの雛をお迎えする場合、だいたい生後30~50日(生後4週~)くらいの子をお迎えしている方が多いのではと思います。
人間からさし餌をしてもらうことにも慣れ、体もしっかりしてきて、羽の色もだいたいわかるくらい生えてすごくかわいい盛りです。
一人餌(大人の鳥が食べる餌を自分で食べる)の練習をしながら、さし餌体験もでき、でも長期間ではないので負担も少なくお迎えしやすいのではないでしょうか。
生後35日~50日のウロコインコの雛の変化の理由は「巣立ち」
そんなお迎え時期の雛は、一生のうちでもっとも変化が大きな時期でもあります。
生後35~50日の雛には大きく2つの人生の大イベントがあるんです。
- 1人で餌を食べ始める
- 飛ぶようになる
つまりこれは、親鳥の保護の元で巣の中でぬくぬくと生きてきたところから、巣から出て飛ぶようになり一人で餌を探して食べるようになる「巣立ち」を意味します。
この頃の変化というと、
- 小さな雛の頃のようにそのうはパンパンに膨らまなくなり、前傾姿勢から直立っぽくなります。(あんなパンパンのそのうじゃ飛べません!)
- それに伴い、一度にたくさんの餌を食べれなくなります。(さし餌を食べる量が急に減ります)
- まるで骨から軽くなるのかというくらい、食べていても自然と体重が減っていきます。(ウロコインコの場合、初飛行の頃には大きな雛でも60g台に減るのが普通のようです)
なんといっても、空を飛べるようになっちゃうんですから、すごい変化が起きて当然ですよね。
変化の時期はいつ頃?ウロコインコの場合の目安
●生後35日頃
プラケースなど保育容器から鳥かごへ引っ越し・保温終了、一人餌の練習(いつでも食べられる一人餌用の餌を置いておく)など、生活を変化させてあげる必要があります。
ここるの生後35日はこんな感じでした
●生後40~45日頃
そろそろ初フライトの時期です
ここるも飛びました!
●生後45~50日頃
一人餌になる時期です
ここるは一足早く、生後43日で一人餌になりました。
もちろん成長には個体差があり日数にズレが生じるものの、おおむねこのようなことが起こっていくという目安となると思います。
巣立ちまでをイメージしてみよう
少し大きくなってきた雛が巣の周りで遊び始め、羽ばたいたりしてるうちに飛べるようになり、いよいよ親から自立して完全に巣立ち、一人で生きていく・・・
そんなイメージです。
親鳥はある時期からはきっぱりと餌を与えることをやめて、親に頼らず一人で餌を食べるように仕向けるそうですよ。
愛情ゆえの厳しさですね。
種類によって日数は違えど、どんなインコにも言える成長過程です。
お迎えした雛は、ほんの数日前までショップではモリモリ食べていたかもしれませんが、あなたの家に来たタイミングでちょうど体重が下降する時期だったり、体がさし餌を受け付けなくなる時期に入るかもしれないということです。
ものすごく心配になると思いますが、むしろそれが順調に成長している証ということになります。
このことを知っていると必要以上に不安になることもなく、これからどうしていけばいいかアドバイスを受ける時にもすごく役立つんです。
ウロコインコここる 生後3か月の記録
ここる、元気に生後3カ月を過ぎ、我が家に来てからも3カ月たちました。
最近は日々の成長の記録はInstagramでしています。
体の変化は?
健康状態はいたって良好!
具合が悪そうなことも一度もなく、毎日元気いっぱいです。
以前のようにニギコロでウトウトすることもなくなったのは寂しいですが、忍者のようにちょこまか動く姿も元気で何よりと思うと嬉しくなります。
体重はずっと69~70gくらいで、安定して70g越えるくらいになったらいいなーと思っていたんですが、近頃は安定して70gを超え、71g近くになってきています。
でも、触った感じの肉付きはまだ少しお肉がついてもよいような余地がある感じで、決しておデブではないです。
雛の頃、朝イチのさし餌前の体重が82gとそこそこ大きかったので、もしかしたらもう少し大きくなるかな~と期待。
ここる早くも雛換羽期??
ここ1か月を振り返ってみて一番の変化は換羽です!
鳥さんはヒナから成長するときに伸びてきた羽から、大人の羽に生え変わる雛換羽というのがあるそうです。
そういえば、先代インコのノーマルオカメのレイクちゃんも、まだら模様のしっぽの羽が抜けてからはもうその色の羽は生えてこなくなり、ヒナ特有の羽の色だったことがわかりました。
ウロコインコの場合、生後5か月から半年頃から羽がたくさん抜けてツクツクだらけになり、時にはハゲ状態の部分もできたりもすると書いてあるのを読んだことがあります。
ここるは早くも暑さに備えてなのか何なのか、うちの子になって2か月(6月25日)の少し前から初めて羽が抜けたのを確認し、きれいな色の羽すぎてとっておいたのを皮切りに、抜ける抜ける(笑)
今では大事にとっておいたら、ここる用の羽布団くらい作れるんじゃ?というくらいかも(笑)
部屋中、フワフワと羽が舞っています。
換羽期はご機嫌ナナメになる?!
換羽の時期はちょっとイライラしやすく、いつもはおとなしくても噛みつくようになったりするというのも耳にしていたので、ちょっとドキドキでしたが・・・
ここるはそこまで大きな変化は今のところないようです。
手が付けられないほど狂暴化することはありません。
ただ、ヒナの頃は噛みつくとか怒るとかそういうのも知らないんじゃないかっていうくらいだったけど、成鳥と共に嫌な事は嫌という意思表示をするようになり、実は何度も噛みつかれています(笑)
でも、血が出るほど痛いとかはなく、オカメのレイクちゃんよりも全然威力が弱いので、もうタオル・手袋なしでは捕まえられない・・とかそういうこともありません。
どんなことをするとキレるかよく観察して、なるべく平和に過ごせるように気をつけるようにしています。
それでも、突然キレて噛みつかれることもあるけど(笑)
ここる、握手を覚える!
ここるとあくしゅ。あまりにかわいくて、つい「ありがとう」とか口走ってしもた(笑)#ホオミドリアカオウロコインコ #ウロコインコパイナップル #インコスタグラム #バードトレーニング #あくしゅ
も~こんなんしてくれて嬉しくて仕方ありません♡
指に乗る、いわゆるステップアップとは指を出す向きをあからさまに変えることで区別して教えました。
他にも止まり木に止まる「パーチ」や止まり木の上で回るターンも覚えました。
これはターゲットスティックが大活躍!指示をわかりやすく伝えることができました。
おしゃべりになりました
「ここちゃん」とよく言ってます。
それもかわいすぎる~♡
2か月の頃には静かと書きましたが、最近は水の音に反応して「ぴぇー―――ッ!」と金切り声を上げるようになりました・・・
洗い物をするときなど、結構ずっと大きな声で鳴いてます。
呼び鳴きというより自動的に出てしまうみたいな感じで、どうしたものか・・・
幸い我が家の周りは程よい距離間で一戸建てがきれいに立ち並ぶ誕生10年ちょいの新興住宅地で、程よく田舎なもんで都会のような密集ぐあいはなく、あまりご近所のペットの鳴き声が問題視されるという環境ではないと思われます。
というか、近くの森に住むキジの鳴き声の方が町中にとどろいてるっていうようなところなので^^
我が家はその街では数少ない低層集合住宅ですが、意外と外に聞こえて気に障るほどの音漏れはないみたいで今のところ大丈夫そう。
でも、これはちょっと課題です。
水浴びも日課に
我が家に来て1か月過ぎたころから水浴びをするようになり、今ではだいたい1日~2日おきくらいに水浴びをするようになりました。
ここるが水浴びしてるを見るのが好きなのですが、ここるはカラスの行水タイプでして、ほんの2ブルブルくらいで終わりなことも・・・もっと見せてよぉ。
お出かけ用キャリーがジャングルジム化
お出かけの時ばかりでなく、もしもの時にもやっぱり持っておきたいキャリー。
悩んだ末、HOEIハートフルキャリーを購入しました。
ちょっと大きいけれど、逆にある程度の居住性を備えているので安心なのと、頑丈にできているのが決め手となりました。
キャリーで外出するということはいつもと違う場所に行くということなので、少しでも安心できるようにとキャリーに慣れるために毎日の放鳥時にはテーブルにキャリーを置いて遊ぶようにしました。
今では食堂付きジャングルジムと化しています。
中に入って扉を閉めても落ち着いていられるので、少し涼しくなったら外出の練習などもしてみようと思っています。
と、かなりなハイライトではありますが、とにかく元気に育ってくれているのが嬉しいです。
可愛さは増すばかり^^
「ここちゃん、かわいいねぇ」って、毎日つい口走ってしまう親バカになってしまいました(笑)