オカメインコの寿命は?ご長寿すぎるオカメインコのレイクちゃん
私は以前オカメインコを飼っていました。それがこの子、レイクちゃんです。
2011年お星さまになって旅立ちましたが、なんと27歳5か月もの長い間、共に生きてくれました。
今回は番外編でオカメインコのレイクちゃんの事を書こうと思います。
インコ、いっぱい飼ったことあります
私が初めてインコを飼い始めたのは5才の時です。
母が動物が好きな私にセキセイインコを買ってくれたのです。
黄色いハルクインの可愛いセキセイでした。
それからベランダで保護したり、また新たにお迎えしたりで、常時1~2羽のセキセイインコがいる暮らしでした。
自分へのプレゼントとして迎えたオカメインコ
小学校5年生、11歳のクリスマス。
私はセキセイインコよりももっと大きな小鳥を飼うことに挑戦してみたいと思い始めていました。
当時はまだ今ほど中型インコの繁殖が安定しておらず、いつも小鳥を買いに行くペットショップにはボタンインコかオカメインコしかいなかったように思います。
私は貯めたお小遣いを握りしめ、自分へのクリスマスプレゼントとしてオカメインコの雛を買いに行きました。
でも12月末、オカメの雛はお店にはおらず・・・
お取り寄せで年末ぎりぎりに届くことになり、いよいよ念願のオカメインコを手にすることができたのです。
え、死ぬかもしれないから割引価格?!
当時、オカメのノーマルは10000円くらい、ルチノーが12000円くらいだったと思います。
でもペットショップのおじさんに「今は冬だし、無事に育つかわからないから8000円におまけしてあげる」と言われました。
ちょっとお得に雛を手に入れることができたわけですが、死んじゃうかもしれないから安くしとくって・・・ねぇ。
まぁというのも、そのオカメちゃんは生後20日程度らしく、まだ産毛まみれでところどころ地肌が見えてるような巣上げしてすぐの雛だったんですよね。
記憶している限りでは、ランプなどで保温するような指導もありませんでした。
言われた通りにワラのかごに入れて育てたわけですが、今思うと、本当によく生き延びられたなと思うわけです。
名前はレイクちゃんにしました。(のちに、ほ〇ぼのレイクという消費者金融が出てきましたが、うちのレイクちゃんの方が先です!たぶん)
お誕生日はキリのいいところで12月10日ということにしました。
さし餌の時期も頑張りました
給餌は夜間を抜かして3時間おきに与えるように言われ、冬休み中はすべて私がさし餌をしました。
それまで何羽もセキセイインコの雛をさし餌してきましたが、オカメインコには粟玉だけじゃなく栄養パウダーのようなものを混ぜるように言われて、「さすが中型インコは違うなぁ」ってレベルアップ感を感じたことを覚えています。
冬休みが終わって学校が始まり、昼の間は母にお願いすることにしましたが、一人餌になるまでのおよそ1か月ちょっとのさし餌を一人でやり遂げました。
11歳の少女の私、頑張りました!
長生きするって、まるで想像ができない
セキセイインコはあまり長生きする子はいなくて、私も中学生になってからは小鳥を新しく迎えることもしなくなり、いつしかオカメインコのレイクちゃんだけになっていました。
レイクちゃんを迎えた当時小学生だった私は、オカメインコはセキセイインコよりも長生きだということはもちろん本で読んで知ってはいました。
だいたいオカメインコの寿命は10年くらいと書いてあり、20年くらい生きる場合もあると書いてあったように思います。
セキセイインコよりも長生きするということが、単純にすごくうれしかっただけで、10年後には自分は大人になってどんな風に生きてるかなんて正直ぜんぜんピンと来てませんでした。
私の歴史をずっと見てきたレイクちゃん
そうしているうちに私は成人し、レイクちゃんももうすぐ10歳。
小・中・高校の最も変化の大きい時期の私をずっとそばで見てきたことになります。
23歳ころに私は実家を出て一人暮らしをはじめますが、レイクちゃんももちろん連れて行きました。
本当に一人きりというわけじゃなかったからホームシックにもならず心強かったです。
そして時は経ち、レイクちゃんがやってきてからとうとう20年が経ちました。
オカメインコの寿命っていったい何才くらいなのかな・・・まさかこんなに長生きするとは微塵も思わなかったよ~と嬉しい誤算を祝いました。
私ももう30を過ぎ、人生を振り返るとそこそこいろんなことがあったなぁと思えるような歳になっていました。
そのどの時期にもずっとレイクちゃんがそばで見ていたんですね。
それからもレイクちゃんは元気に歳を重ね、2011年の5月、27歳5か月というながーい生涯を終えて、老衰でお空へと帰っていきました。
共に過ごしたその月日は、私が親兄弟と暮らした年月よりも長かったことになります。
歳を重ねても若々しく衰えを感じさせない
これは26歳の頃の写真です。
さすがに昔のようには飛ぶことはできなくなっていましたが、全然元気そうでしょう?
というか、亡くなった年に入るころまでは目立って老け込むこともありませんでした。
やや翼が下がってきたかな~っていうくらい。
このまま30歳まで生きれるんじゃないかって思ってたくらいでしたが、ある時期から急に衰えてきて、でもそれも本当に短い間で、最期は眠ったままお空に帰っていきました。
レイクちゃんのように無事に成長してくれるかな
レイクちゃんは私が育ててきたたくさんの動物の中で唯一の老衰で寿命を全うしたんだなと思える子です。
27年5か月もの長い間生きてくれたこともあって、次に迎える子に対してなんだかすごくハードル上がってしまいました。
今度お迎えする子もそんな風に健康に事故もなく寿命を全うさせてあげられるだろうかって必要以上にプレッシャー感じてます。
でも、レイクちゃんにもっとこうしてあげればよかったなぁと思うことも思い返せばいろいろとあるので、今度お迎えする子にはできる限りのことをしてあげたいなと思っています。