ウロコインコのケージ模様替え その前に!忘れちゃいけないひと手間
さて、昨日買ってきたここるへのお土産。
この新しいアイテムを早速ケージに取り付けたいと心が早りますが、その前に・・・!
必ずしなきゃいけないことがあります。
それは、新アイテムとのお見合い。
小鳥は基本的に捕食される側ということもあり、とても警戒心が強いです。
いつもと違う音や急な刺激などで驚いて暴れたりする事もあり、当たりどころが悪ければケガや死に繋がることもあります。
なので、初めて見るものをいきなり小鳥に近づけたり、ましてや逃げ場のない鳥かごの中に入れてしまうのは絶対NGなんです。
今回は新アイテムとのお見合いの仕方についてお伝えします!
お見合い成功のコツはスモールステップ
鳥かごに設置する小物類や放鳥時に遊ぶオモチャなど、新しいものを使うときの慣らし方のコツは、少しずつ段階を踏むことです。
昨日購入したこちらのKAWAI ニームつり橋Sを例に慣らし方について紹介しますね。
楽天でも売っていて、購入しようかと思ってたアイテム^^
離れたところに置いて風景と化す
見たことがあるもの、かつ自分に害がないものとして認識してもらうための第1歩です。
小鳥が安心スペースのケージの中にいる状態で、離れたところで飼い主さんが触っているのを見せたりすることから始めるのがいいと思います。
嫌なら逃げられる状況下で見せることがポイントです。
例えば捕まえた状態で近づけて見せるとか、鳥かご内など逃げ場がない囲われた場所の中に急に入れてしまうなどはダメ。
嫌なら逃げることもできるという選択肢を奪わないことが重要です。
よく遊んでいるもののそばに置く
見たことがあるもの、距離があれば害はないものというステップが完了したら、何度も見たり遊んだりした事があるものや、よく遊んでいる場所などと同じ風景に溶け込ませるステップに入ります。
慣れている物や好きなものから少し距離のあるところに新しいものを置き、徐々に遠い背景から近い背景にしていきます。
知っているものや好きなものと一緒に経験したものに対しては、警戒心が低くなり好きになる確率も高くなるそうです。
でも、新しいものがあることでいつものようにふるまえていないようなら、まだ距離を縮めるのは早いということなので、また距離を取ります。
とにかく嫌い、怖いという経験をさせないように気をつけます。
小鳥からのOKサインを待つ
どんな状態が「慣れた」というかは、1つの目安は小鳥から近づいてくることができるということです。
だいぶ慣れてきたら嫌なら逃げられらる状態で怖がらない位置まで近づけてみて、小鳥の方から近づいてきてつつく事が出来たり、遊んだりできればひとまず合格点。
さらにもうひとステップ
放鳥している時に見るのと、慣れたケージの中に侵入されて設置されるのとでは心理的抵抗感が変わる場合もあります。
向きによって見える形が変わったりする事で警戒心する事もあります。
仕上げにカゴの近くに置いて慣らすステップも踏むといいと思います。
ここるはどのくらいで慣れた?
ここるは昨日購入したニームつり橋はすぐに気に入ったようで、いつも遊んでいるところのすぐ近くのテーブルの上にさりげなく置いておいたのですが、テーブルの上に降りていつものオモチャをかじったりすることもでき、ニームつり橋をつついたりすることができました。
今日は片手にここるを乗せて、もう片方の手でニームつり橋を持って近くで見せてみたところ、自分から近づいて飛び出ている縄の繊維をかじったりすることができ、ニームの吊り橋に乗って遊ぶこともできました。
一度離してみるともっと遊びたそうにしていたので、早くもお見合い成功という事で、思い切ってケージに設置してみました。
その時も、念のためにここるをケージから出して肩に乗せて、作業を見せながら設置。
このつり橋はケージの横幅よりも長いのでかなりのスペースを占めるし、見た目のインパクトも大きいのでビックリしちゃうかなーとも思いつつ・・・つり橋から遠い止まり木にここるを乗せたところ、すぐにつり橋に乗って、それからというもののほとんどつり橋にいました。
慣れるのには個体差がある
ここるはこのニームつり橋については翌日には設置ができました。
でも昨日のメーカーさんの話によると、ツボ巣などは1週間くらいケージの横に置くなどして慣らし、ケージに入れてからも入口から中が明るく見えるような向きで入れるなどしながら時間をかけて慣らすとよいとおっしゃっていました。
一度怖い思いをしてしまうと払拭することはより難しくなります。
その子によって好み、得意苦手もあると思うので何日もかけて慣らす場合もあると考え、焦らないように取り組んだ方がよさそうです。
経験値が増えることは豊かさにつながる
これからの長い生涯を共に過ごす事を考えると「嫌がることは避ける」だけでは限界があります。
嫌がるならやめるというのは一見優しさのように見えますが、なんでも避けてしまうのでは小鳥から経験を取り上げることでもあるのです。
小鳥のペースに合わせて慣らしていくことを心がければ、一度は怖い、嫌いと思ったものでも平気になる場合もあります。
生きる中でいろんな経験をして、いろんなものに興味を持つことができるって、すごく豊かだと思うんです。
こうしたステップを踏む手間が、可愛いここるの幸せに繋がると思って、はやる気持ちを抑えて慎重にやっていきたいと思います。