ウロコインコが一人餌になるまで ここる成長記録まとめ生後30日~50日
前回、ウロコンコの雛の成長過程の変化について2部作を書きました。
書いていて、もっと具体的なところがまとまっているとわかりやすいかなと思いました。
ここるは生後18日で我が家にやってきたので、皆さんがお迎えした雛ちゃんよりもずいぶん小さかったと思います。
体重測定についてはいろいろと考えがありましたが、結局細かく日々のデータを残すことにし、給餌量を入力しただけで自動計算できるExcel表作成までしてしまいました(笑)
それがいよいよ役に立つ時が来ました!
ここるの成長記録を例に、さし餌の雛が大人の階段を登って一人餌に移行するまでの変化をまとめることにします!
もくじ
- 生後35日~50日のウロコインコの雛は劇変の時期
- ウロコインコの雛の成長記録 生後30~35日
- ウロコインコの雛の成長記録 生後35~40日
- ウロコインコ雛の成長記録 生後40~45日
- ウロコインコの一人餌は生後45~50日ころ
- 一人餌になってからの体重の変化
- さし餌からの切り替えは心を鬼にしてきっぱりと!
生後35日~50日のウロコインコの雛は劇変の時期
おさらいです。
生後35~50日の雛には大きく2つの人生の大イベントがあるんです。 1人で餌を食べ始める 飛ぶようになる つまりこれは、親鳥の保護の元で巣の中でぬくぬくと生きてきたところから、巣から出て飛ぶようになり一人で餌を探して食べるようになる「巣立ち」を意味します。
お迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べない!慌てる前に知っておきたいこと - うろここる ~ウロコインコのここるの日常~
ということで、ここるはこの時期、どんな変化があってどんなライフスタイルの変化があったのかを、毎日の成長記録記事やExcel成長記録表からまとめてみます。
と、その前に・・・
【重要】
前提として、ここるはウロコインコのブリーダーさんのTery's birdsさんのオリジナル幼雛パウダーフードを与えており、一人餌になってからもTery's birdsさんの皮付きオリジナルシードウロコ、粟穂、牡蠣殻、マルチミネラルビタミンを与えています。
さし餌の給餌量はフードによって違いがあるかもしれないので、給与量などが参考になるかは私にはわかりません。
また、雛の成長スピードには違いがありますので、ここではあくまで成長過程で体重や給与量がこんな風に変化するものだという大まかな流れと捉えてください。
この日齢なら同じ体重、給餌量じゃないといけないとかそういう風に捉えてしまうと視点がずれてしまいますし、私の本意からも外れます。
あくまでここるはこうだったという結果報告として、参考になる部分が何かあればと思います。
ウロコインコの雛の成長記録 生後30~35日
朝イチの体重が雛自身の体重で、後の分はさし餌(フード+水分)+体重としてみてみると、ここるはこの頃にはだいたい82gくらいの雛だったことになります。
我が家に来た翌日の朝は70gだったので2週間でずいぶん大きくなりました。
ちょうど生後30日頃のこの時期は、ここるにとってさし餌のピーク時期で、1日に40g以上のさし餌をコンスタントに食べていました。
一回のさし餌で16gも食べていた時もありますね!
カブトムシって幼虫の大きさによって成虫の大きさが変わるのですが、小鳥も同じくさし餌をしっかり食べさせて雛を大きく育てることで、成鳥のサイズも大きめになると聞きました。
「大きく育てるためには回数にこだわらず1日に40g食べさせることを目標に。」とのTery's birdsの飼育委員さんのアドバイスの元、それがすっかり定着して、さし餌3回で楽々目標クリアしていた時期です。
ここるはすでに我が家に来て2週間たっていましたが、一般的にはまだ雛たちはお里で育ててもらって元気にさし餌を食べている頃ではないでしょうか。
生後30~35日頃は最もモリモリ食べる時期
ほぼ体重や給与量に変化は見られない時期と言えると思います。
ウロコインコの雛の成長記録 生後35~40日
ウロコインコの場合、だいたい生後35日からひとり餌の練習を始めます。
ここるのお里のインコの里さんでも、その後雛育ての指導をしていただいたTery's birdsさんでも同じく35日頃との指導でしたので、プロのブリーダーさんの共通の認識と考えてよいのではと思います。
そして一人餌の練習スタートのころにはもう保温も卒業、プラケースから鳥かごへとお引越しです。
ここるも生後36日から一人餌練習開始、保温も終了、私の諸事情によりちょっと遅れて生後40日から鳥かごデビューしました。
そして、この時期の体重と給餌量を見てください。
これまでずっとほぼ変わらなかった朝一の体重や一日のさし餌の総量が、ピーク時から徐々に減少傾向になっているんです!
- 約82gあった体重が、たったの5日で約75gまで落ちています。
- 毎日40g以上食べていたのに約30gにまで減り、一度に食べる量も40日目の夜には5.5g!
もしもこの時期にお迎えが重なっていたら、「どんどん体重が減ってきてますッ!さし餌もあまりたべてくれませーーーん!!(´;ω;`)」てなことになっていたかもしれません。
本当に数日で急激に変わるんですね。
初飛行の時期が近づくとさし餌を食べていても自然と体重が落ちてきますが心配しないでくださいねと聞いていていたので、本当だなぁと思いながらさし餌を続けていました。
ちょうど生後35日ころから体型も変わりました。
これまではさし餌後にそのうがパンパンに膨らんでいたのにあまり膨らまなくなり、前傾姿勢から鳥っぽく直立姿勢になっていきました。
すると数日後にはこれまでノンストップだったさし餌を中断しながら食べる、さし餌イヤイヤ期に。
「2分のインターバルを取ってさし餌を与えるのがコツ」と言われていた意味がようやく理解できたのがこの時期です。
ウロコインコ雛の成長記録 生後40~45日
生後40日から明らかにさし餌の量が減りましたが、ちょうどその日は初飛行した日でもありました。
生後45日前後が初飛行予定と聞いていたので少し早めに飛べるようになりました。
本来なら初飛行の頃には、体重は60g台になると聞いていたので、もう少し先かと思っていたのですが、75gで飛べちゃいました(笑)
でも、さすがにそのうパンパンの体型で体重82gでは飛べないですから、これまでの様々な変化がこの時に合わせたものだということを実感。
初飛行後はみるみるさし餌を食べなくなっていき、はじめは粟穂一粒口の中に入れてエンドレスで転がしているだけだったけれど、皮をむいて食べられるようになってきたようだったので、思い切ってさし餌を2回にしてみたのが翌日の生後41日。
翌日42日目は、もはやさし餌を与えても2口くらいで遊び歩いてしまい、まるで集中して食べてくれず、2分~5分くらいのインターバルを空けて与えたりもしましたが、それもむなしく数口目には「もうお腹いっぱい」の独特の鳴き声に変わってしまい、それ以上はなにをしても食べなくなりました。
なんと1回3gずつ。1日6gしか食べませんでした!
ウロコインコの一人餌は生後45~50日ころ
ウロコインコはだいたい生後50日頃までに一人餌になるようにするのが目安と聞いていました。
ここるは明らかに自然な成長過程は経ていたものの少し早いペースだったので、念のため、ここ数日の状態を報告しつつ一人餌移行のタイミングについてTery's birdsの飼育委員さんにあらためてアドバイスをしてもらうことにしました。
さし餌を2回にしたのは良い判断で、これまでの育成状態も良好との太鼓判をいただき、翌日は思い切って朝のさし餌をしないで様子を見てみましょうとのこと。
飼い主さんとしては心配で心が折れてしまうかもしれないので、翌日朝と夕方に体重を測って必ず知らせてくださいとまで言ってもらい、それで夜のさし餌をするかの判断を仰ぐことになりました。
常設してある一人餌練習用セットもついばんではいるけれど、おなか一杯になるくらい食べれてるのか心配でしたが、生後43日めの朝の体重と夕方の体重の差は、ご覧の通り。
ほぼ変化なしというかちょっと増えてました(笑)
ということは、一人でちゃんと食べられているということです。
さし餌をモリモリ食べていたころからするとちょっとしか食べていないように見えましたが、必要な分それなりに食べることができていたようです。
このことを報告し、明日も同じように夕方体重が減っていたらさし餌を与える感じでよいですかとお尋ねしたところ、「いえ、もう卒業です♪もう2度とさし餌は与えないでくださいね」と!!!
えぇぇぇぇっ!!2口しか食べなかったあのさし餌が最後?!
心の準備ができぬままに、想定外な急なさし餌卒業宣言。
がーーーーーーーーん・・・・
あっけなさすぎるぅ~~~~
寂しい~~~(ノД`)・゜・。
次のさし餌もてっきりあると思ってきれいに洗っておいたさし餌用スプーンと器、もう必要ないんだ・・・一生。
一人餌になってからの体重の変化
まだ先だと思って表も作ってあったこともあり、とりあえず5月末(生後54日)まで、体重測定をしてみましたが、ここるの場合は一人餌になって3日目の体重が65g、ここが底値だったようです。
一人餌になって1週間もするとほぼ68g台後半で定着しました。
現在生後3カ月、71gくらいになりました。
さし餌中はわりと大きく育てることができていたので、今のところ体重が増えてもおデブな感じではなく、まだ余地がある感触です。
クリッピングはしていないので、毎日ビュンビュン飛んで筋力もついて体重が増えたこともあるかもしれないです。
さし餌からの切り替えは心を鬼にしてきっぱりと!
ここるは明らかに、さし餌を与えても食べなくなるタイプだったのでタイミングがわかりやすかったように思いますが、ウロコインコは与えればいつまでもそれなりに食べる子も多い傾向にあるそうです。
そのため親鳥を見習って、ある時期からさし餌を与えるのをきっぱりやめて自立を促すようにしないと、体が育たず小さいウロコインコになってしまうと聞きました。
一人餌移行がスピーディーがだったこともあって、ここるは体重の減少を最低限に抑えることができ、平均的なウロコサイズに収まりました。
さすがプロのアドバイスは違う!
本当に本当に良いアドバイスを頂けてよかったです。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ前回の記事と合わせて読んで、雛の成長過程の変化についての理解を深めて、立派なウロコちゃんを育ててくださいね!