お迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べない!慌てる前に知っておきたいこと
ここるInstagramをはじめてから、たくさんのウロコインコさんとお友達になることができました♪
この前までここるは一番の末っ子のようだったのに、どんどん今年生まれのベビーちゃんたちが増え、あっという間にここるもちょっと先輩になってきています^^
お迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べてくれない!
実は近頃、すごく、すごく、気になっていることがあります。
ウロコインコに限らずではあるのですが『お迎えしたインコちゃん、うちに連れてきてからさし餌をあまり食べてくれなくて、体重が落ちてきてしまって・・・(´;ω;`)』という話をわりとあちこちで目にするんです。
さし餌を食べない&体重が減っていっている・・・
お迎えしたばかりの雛がそんな状態だったら、環境が変わってストレスだろうかとか、さし餌の与え方がよくないのではとか、はたまた怖い伝染病や細菌感染にかかっている子だったのだろうかとか、いろんなことを考えてしまうのも当然ですよね。
慌てて動物病院に駆け込んでしまう気持ちもわかります。
でも、その前に知っておいてほしいことがあるんです。
もくじ
- お迎えしたウロコインコの雛がさし餌を食べてくれない!
- もしかして、生後35~50日くらいの雛じゃありませんか?
- 生後35日~50日のウロコインコの雛の変化の理由は「巣立ち」
- 変化の時期はいつ頃?ウロコインコの場合の目安
- 巣立ちまでをイメージしてみよう
もしかして、生後35~50日くらいの雛じゃありませんか?
ウロコインコの雛をお迎えする場合、だいたい生後30~50日(生後4週~)くらいの子をお迎えしている方が多いのではと思います。
人間からさし餌をしてもらうことにも慣れ、体もしっかりしてきて、羽の色もだいたいわかるくらい生えてすごくかわいい盛りです。
一人餌(大人の鳥が食べる餌を自分で食べる)の練習をしながら、さし餌体験もでき、でも長期間ではないので負担も少なくお迎えしやすいのではないでしょうか。
生後35日~50日のウロコインコの雛の変化の理由は「巣立ち」
そんなお迎え時期の雛は、一生のうちでもっとも変化が大きな時期でもあります。
生後35~50日の雛には大きく2つの人生の大イベントがあるんです。
- 1人で餌を食べ始める
- 飛ぶようになる
つまりこれは、親鳥の保護の元で巣の中でぬくぬくと生きてきたところから、巣から出て飛ぶようになり一人で餌を探して食べるようになる「巣立ち」を意味します。
この頃の変化というと、
- 小さな雛の頃のようにそのうはパンパンに膨らまなくなり、前傾姿勢から直立っぽくなります。(あんなパンパンのそのうじゃ飛べません!)
- それに伴い、一度にたくさんの餌を食べれなくなります。(さし餌を食べる量が急に減ります)
- まるで骨から軽くなるのかというくらい、食べていても自然と体重が減っていきます。(ウロコインコの場合、初飛行の頃には大きな雛でも60g台に減るのが普通のようです)
なんといっても、空を飛べるようになっちゃうんですから、すごい変化が起きて当然ですよね。
変化の時期はいつ頃?ウロコインコの場合の目安
●生後35日頃
プラケースなど保育容器から鳥かごへ引っ越し・保温終了、一人餌の練習(いつでも食べられる一人餌用の餌を置いておく)など、生活を変化させてあげる必要があります。
ここるの生後35日はこんな感じでした
●生後40~45日頃
そろそろ初フライトの時期です
ここるも飛びました!
●生後45~50日頃
一人餌になる時期です
ここるは一足早く、生後43日で一人餌になりました。
もちろん成長には個体差があり日数にズレが生じるものの、おおむねこのようなことが起こっていくという目安となると思います。
巣立ちまでをイメージしてみよう
少し大きくなってきた雛が巣の周りで遊び始め、羽ばたいたりしてるうちに飛べるようになり、いよいよ親から自立して完全に巣立ち、一人で生きていく・・・
そんなイメージです。
親鳥はある時期からはきっぱりと餌を与えることをやめて、親に頼らず一人で餌を食べるように仕向けるそうですよ。
愛情ゆえの厳しさですね。
種類によって日数は違えど、どんなインコにも言える成長過程です。
お迎えした雛は、ほんの数日前までショップではモリモリ食べていたかもしれませんが、あなたの家に来たタイミングでちょうど体重が下降する時期だったり、体がさし餌を受け付けなくなる時期に入るかもしれないということです。
ものすごく心配になると思いますが、むしろそれが順調に成長している証ということになります。
このことを知っていると必要以上に不安になることもなく、これからどうしていけばいいかアドバイスを受ける時にもすごく役立つんです。